岡崎公園内の三河武士のやかた家康館は6月12日から9月9日まで、岡崎市のコレクションによる「肖像展」を開く。肖像画を中心に13点を展示する。
「徳川家康画像」(江戸時代)は束帯姿で冠をかぶり、上畳に座る家康の座像が描かれている。この画像は京都市下京区の本覚寺から名古屋市千種区の相応寺に伝えられた。
「豊臣秀吉画像」(同)は、桐紋を配した束帯姿に、唐冠を着用した秀吉の鋭い眼光と頬骨などが強調して描かれている。
このほか家康のブレーンとして活躍し、日光輪王寺建立などに尽力した天台宗の僧侶「南光坊天海」を描いた「滋眼大師画像」、家康と家臣16人が描かれた集団肖像画「徳川十六将図」(天保3年)なども展示される。
同展は午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分までに)。入場料は大人350円、子ども200円。