岡崎市社会福祉協議会(杉山信平会長)は、昨年の8月末豪雨の災害ボランティア活動を記録したA4判、126ページの冊子「146.5mm/hの大豪雨 復興の足跡」を700冊発行した。同協議会は「活動に参加したボランティアの生の声を今後の防災活動に役立てたい」と話している。
冊子は被災当時、同協議会を中心に開設された公設民営の「市防災ボランティア支援センター」の活動をはじめ、参加ボランティアや被災者らの声などをまとめた。
「災害の概要」「防災ボランティア支援センターの概要」「セクションの役割と反省」「防災ボランティア支援センターの運営経過状況」「ボランティアと救援ニーズ」「ボランティアの声」「被災者の声」「その他」の全8章で構成。
「災害の概要」では人的、物的の最終被害統計、8月28日から3日間の時間最大雨量、被害状況地図など、豪雨の概要を掲載。時間の経過に沿って、支援センターの開設経緯や各セクションの活動内容と反省点も紹介している。
「ボランティアの声」では、各団体が支援センターの残した反省と今後の課題を述べている。「被災者の声」は10の団体と個人が被災状況などを報告している。
冊子は活動に参加したボランティア団体に送るほか、市ホームページでも閲覧することができる。