東海愛知新聞バックナンバー

 5月10日【日】

「第九」うたう会が発会

太陽の城で年末に向け練習スタート
岡崎市

今年の岡崎「第九」をうたう会(米津眞実行委員長)が8日、発会した。11月23日の「岡崎第九演奏会」(市民会館)を目指して岡崎市明大寺本町の太陽の城で週に1回の定期練習を行う。

同会は、昭和58(1983)年に発足。毎年メンバーが入れ替わりながら、約200人の合唱団を形成し、ベートーベンの第九交響曲をプロのオーケストラの演奏に合わせてドイツ語で合唱する。

太陽の城で行われた発会式には、初参加の10歳から27年連続の皆勤者(81歳)までの68人が出席。米津実行委員長は「今日から半年間の練習が始まります。今の熱い気持ちを忘れずに練習に励みましょう」とあいさつした。

参加者は、昨年の演奏会を映像で鑑賞したり、講師を務める合唱指揮の鏑木勇樹さんらの紹介を受けたりした。また、昨年初参加した親子が体験談を披露した。

式後、本番で披露する「第九」の初練習。ドイツ語の講師から発音の仕方の説明を受けた参加者は、早速実践に移した。鏑木さんの指揮に合わせて口ずさむうちに、硬かった表情も徐々にほぐれていった。

演奏会は午後4時開演。2年前まで10年間指揮をしていた関谷弘志さんを指揮者に迎え、名古屋フィルハーモニー交響楽団、各パート(ソプラノ、アルト、テノール、バリトン)のソリストが出演する。チケットは9月に発売予定。

同会では、6月26日まで会員を募集している。練習は、太陽の城で毎週金曜日午後7時から2時間。小学4年以上なら誰でも可。入会金は、一般1万2,000円、高校生以下6,000円。親子割引や学校団体割引もある。毎年、約4分の1は初参加という。問い合わせは米津実行委員長(23―1050)へ。

また、今月17日午後2時から同所でベートーベン第九交響曲「喜びの歌」をドイツ語で合唱するイベントの参加者も募集している。希望者は直接会場へ。無料。


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