東海愛知新聞バックナンバー

 4月18日【土】
CBCラジオ土曜深夜に放送

若者の本音

岡崎の学生ら出演
街頭インタビュー、相談など

学生の本音をラジオから発信―。CBCラジオで今月から「DASHMAN(ダッシュマン)」が始まった。パーソナリティーは、岡崎市在住の大学生らが中心。街頭で本音を聞くインタビュー、悩みを語り合う相談コーナー、ボランティア活動をする学生グループ紹介の3つのコーナーで構成する。「大人の陰に隠れている若者の考えを発信し、社会を変えるきっかけにしたい」と張り切っている。放送は毎週土曜日の午後11時から同30分まで。

「ウイ・キャン…」

ダッシュマンは、平成19年から毎年夏、籠田公園で開かれている「ウイ・キャン・スタンドアップ」にかかわった若者たち約20人で実行委員会(寺澤和晃代表)を組織。

「ウイ・キャン…」は高校生が中心になり、大人と本音で語り合うイベントで、昨年2月には経験を生かして活動の輪を広げようと新たにダッシュマン実行委員会が発足。8月には若者たちを支援しようとNPO法人GハーモニーABCDE(寺澤まゆみ理事長)が組織され、同法人が主催した弦楽合奏団演奏会のチラシを配りながら、8月末豪雨の被災者に義援金を送る活動も行った。

実行委員会のメンバーの1人でDJでもある、そがいさおさんらの仲介で今年2月、企画を持ち込みラジオ番組の出演が決まった。

老夫婦の話に感激

「若者の若者による人類のための番組」がキャッチフレーズ。「全人類の主張」コーナーは、毎回テーマを決め、街頭で市民にインタビュー。11日の第1回は「夢・目標」がテーマだった。90歳代と80歳代の老夫婦は「いつまでも2人で一緒に食事をするのが夢」と語った。その言葉に寺澤和晃さん(20)らは感激したという。

きょう18日の「実は僕・私…」は、桜まつりでにぎわう岡崎公園で既に録音。25日は「子どもから大人にもの申す」、さらに次の週は「大人から子どもにもの申す」がテーマになっている。

11日は、寺澤さんと平岩亮人さん(19)、新間彩香さん(19)が出演。3人とも初めての体験で緊張したそうだ。今後は約20人のメンバーが順番に出演する。

ラジオの楽しさ

番組のプロデューサー山室雅子さんは「初めて会ったとき、パワーがあって面白いと感じた。不安もあったけれど、私たちの意見を素直に聞いてくれ、現場も楽しい雰囲気です」と話し、「今の大学生が本音を語る深夜番組として、ラジオの楽しさを多くの人に知ってもらえたらうれしいですね」。


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