岡崎市シビックセンターは4月1日、同市が初めて公募した指定管理者による管理運営に移行する。全国から応募のあった7グループの中から、4社(サントリーパブリシティサービス、トーエネック、名古屋ビルサービス、ピーアンドピー)の共同事業体に決まった。
市はコンサートホール「コロネット」のコンサート事業を含む管理運営を委託。管理運営費は、これまでの年間2億5,300万円から2億1,000万円になり、4,300万円の削減となる。委託期間は平成26年3月31日までの5年間。
指定管理者への移行後、同センターは事務所、総合受付、コンサート時に入場チケットのもぎり業務などを行うレセプショニストらスタッフ40人で運営する。
貸し館業務は、これまで休館していた月曜日を開館する。利用の受付時間を午後8時まで延長し、仕事後に立ち寄る人の利便性を図る。
事業は、新年度は既に決まっている市の事業を予定通り進める。翌年度からは同センターでの年間行事に加え、地元音楽家の支援や育成事業をはじめ、子ども向け事業などを展開。利用者へのアンケートなどで市民のニーズを把握し、事業企画や貸し館業務に反映していくという。
指定管理者は、昨年7月から9月までの公募期間後、公認会計士や市幹部らで構成する選定委員会が7グループに対して、ヒアリングや書類審査を実施して決定した。