「ひがしー、琴光喜。にしー、麻衣の花」。FMおかざきに24日、大関・琴光喜関の結婚を祝う相撲甚句が流れた。三河相撲甚句会長の山浦義人さん(68)と会員の小笠原恒靖さん(67)が歌う「ご祝儀唄」だ。琴光喜関と田中麻衣さんの結婚式を4月29日に控え、相撲甚句の定番になっているご祝儀唄に、山浦さんがオリジナルの歌詞を付け加え、人気番組「なっちのこと音」で初披露された。
ご祝儀唄は「―松竹梅にいろどられ、愛する2人が結ばれて―」という定番の歌詞が歌われる。この最後に山浦さんは「三間間口の蔵よりも/良い嫁もったが一生の得だよ/親たち喜び 親たちばかりか/子孫も栄える」とオリジナルの歌詞を追加した。
この日の番組では、パーソナリティーの「なっち」こと永井絢子さんが2人を紹介。琴光喜関の今場所の取り組みで盛り上がったあと、2人がご祝儀唄を披露。山浦さんが「三間間口の蔵よりも―」と歌うと、小笠原さんが「アー、ドスコイ、ドスコイ」と合いの手を入れた。
歌が終わると、永井さんが「琴光喜関に元気な歌声が届いたでしょうか」と、ファンの気持ちを代弁した。
山浦さんは、「琴光喜関は角番を迎えていますが、なんとしても勝ち越してほしい」とエールを送った。
山浦さんが会主を務める民謡山浦会の創立30周年と、三河相撲甚句会10周年を記念した「民謡発表会」が29日午前10時30分から、岡崎市上地三のアイプラザ岡崎で開かれる。
日本相撲甚句会長・福田永昌さん、じょんから倶楽部代表の近藤のぶ代さん、津軽三味線の名人・神谷茂良さん、民謡手おどりの浅野美和子さんら多彩なゲストを招き、おなじみの民謡や相撲甚句、大正琴、津軽三味線合奏などがにぎやかに繰り広げられる。
また舞台の途中で、FMおかざきのパーソナリティー永井絢子さんも登場。「なっちのこと音」舞台バージョンと題して、琴光喜関結婚のご祝儀唄が披露されることになっている。
入場は無料。