岡崎中央総合公園市民球場のスコアボードが、昨年6月下旬から進められていた改修工事で一新された。新たなスコアボードは、表示を電球による放電管式からLED(発光ダイオード)方式に変更し、従来の赤と緑にオレンジを加えた三色発光が可能になった。
ボードは平成2年の市民球場の建設に伴い設置され、放電管式の耐久年数を超えるとされる17年が経過。交換用の予備電球の生産が終了したことから、ボード本体(縦10.4メートル、横27.5メートル、厚さ3.55メートル)はそのままに総工費約1億8,000万円を投じて、表示盤や操作機器などを改修した。
表示盤では、赤と緑の発光を合わせることでオレンジの発光が可能になったほか、選手名を表示する文字数が漢字3文字から5文字に増え、打球の種類やリプレイ画像の表示もできる。
また、同球場を利用する実業団や高野連から要望の多かったスピードガンを新たに設置。投球速度はボードとバックネット付近に表示され、投手が振り向かずに速度を確認できるようになった。