幸田町大草のゴルフ場「葵カントリークラブ」で、ゴルファーらに“葵桜”の通称で親しまれている河津桜が開花した。日中の気温が上昇した15日ごろから開花が進み、同ゴルフ場の約200本の中には、早くも満開を迎えた木もある。
寒緋桜と大島桜の交配種である河津桜は昭和47(1972)年、当時の支配人が静岡県伊東市のゴルフ場から苗木400本を譲り受け、数年かけて進入路とコースに植樹。同ゴルフ場にちなんで「葵桜」と命名された。
例年、2月末から3月初旬にかけて開花していた葵桜だが、今年は20日ほど早い今月8日に開花。開花の早さはそれぞれ異なるものの、木によっては濃いピンクの花を咲かせ、ゴルファーらに一足早い春の訪れを告げている。
コース内にはソメイヨシノや山桜約800本もあるが、同ゴルフ場では「葵桜以外の開花も早まりそう」と話している。