1年の農作物の作柄や商工業などの吉凶を占う「武者的神事」が20日、岡崎市伊賀町の伊賀八幡宮(斎藤徳蔵宮司)であった。毎年、「大寒」の日に行われる伝統神事。
仮本殿で氏子らを前に事始めの儀式が行われた後、五穀の作況や商業の景気動向などを7項目で記した判定表が作成された。
射手が22メートル先に立てられた36センチ四方のヒノキの的板に矢を放つと、的板の左上に命中。「パカン」と2つに割れた。
「2つに割れた」場合の占いは、麦と繊維が「上」、米、その他の五穀、工業が「中」、天候と商業が「下」だった。