岡崎市福岡小学校で14日、中部電力岡崎支店の出前授業「エネルギーを考えるきっかけづくり おもしろ実験室」が行われた。講師は、名古屋市中区の「でんきの科学館」元スタッフの田中知保さん。「静電気」をテーマに、4-6年生が遊びの要素を取り入れて実験を行った。
「空飛ぶくらげ」では、細長い風船と、先端を細かく切り裂いたビニールテープをマフラーでこすって、静電気を発生させ、マイナス電気を帯びた2つを近づけると、反発し合いビニールテープがふわふわと宙を舞った。まるでクラゲが空を飛んでいるような光景に児童らは歓声を上げていた。
また静電高圧発生装置を使った実験では、青白い静電気を見たり、体内に電気をためることで児童代表者の髪の毛が逆立ったりする姿に大喜び。
このほか、約100人が手をつないで円になって“回路”をつくり、全員の体内に静電気が流れるのを体験する「100人おどし」も行われた。
6年生の内山魁君は「静電気を見ることができ感動した。また自分の体で静電気を体験できて勉強になった」と話していた。
15日には、1-3年生を対象に「空気」をテーマした授業が行われる。