岡崎市消防本部で7日、大規模災害時に活躍する消防二輪車隊の発隊式が行われた。同隊は11日に岡崎公園乙川河川緑地で行われる消防出初式で市民に披露される。
二輪車隊は、赤色警光灯、サイレンスピーカーなどを装備した250ccのオフロードバイクを、同消防本部中、東、西の3消防署に1台ずつ配備。隊員は計12人で構成する。大規模災害の発生時は現場に駆けつけ、情報を無線で本部に伝えるほか、東名高速道路での多重事故や特殊災害などにも出動する。
発隊式では畔柳俊光消防長が代表の隊員3人にヘルメットを手渡し、「消防二輪車隊は岡崎市では初の取り組み。選任された隊員は誇りと自信を持って、現場での活動に対応してほしい」と激励。この後、代表の隊員の掛け声で車両点検を実施した。隊員の1人で西消防署の中根肇消防士長は「東海地震などの大規模災害がいつ起きてもおかしくない状況で、日々訓練に励みたい。東名高速道路での事故などで情報提供することも重要な役割です」と話していた。