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東海愛知新聞

各地で舌戦激化

衆院選 後半戦に突入

第50回衆議院議員総選挙が後半戦に突入した。本紙関係分の3選挙区には党幹部を含め多くの応援弁士が訪れ、舌戦が激化している。選挙運動期間は残り5日。各陣営は街宣活動や個人演説会などを通じて有権者に支持を呼び掛ける。 (横田沙貴、竹内雅紀)

愛知12区(岡崎・西尾市)では、前職と新人2人ずつの四つどもえ。5度目の対決となる立憲民主党前職の重徳和彦氏(53)と自民党前職の青山周平氏(47)が激しく競り、日本維新の会新人の中川博登氏(46)と共産党新人の関久一氏(73)が追う構図となっている。

党政調会長の重徳氏は県外での応援演説も行うが、地元では街頭演説や労組などの団体訪問、個人演説会などを精力的にこなす。19日に西尾市内、あす23日には岡崎市内で総決起大会を開いて結束力を高める。小選挙区3連勝中だが、支援者の“引き締め”に躍起だ。

青山氏は前回同様、三輪の小型車で選挙区内を巡る。1日20カ所以上で街頭に立ち、声を上げている。党派閥の裏金問題により比例代表の重複はなし。小選挙区での勝利が至上命題の「崖っぷち」状況の中、陣営も結束を強めている。16日には城内実経済安全保障担当大臣が応援に駆け付けた。

中川氏は4時間ごとに時間を区切って選挙区内を街宣車で巡る。「厳しい戦いは分かっている。愛知12区に『維新』という選択肢を示している」と力を込める。17日には遠藤敬国会対策委員長、21日には藤田文武幹事長が選挙区入りした。

関氏は期間中に異例ともいえる「休養日」を挟みながら、独自の戦いを展開。駅でのあいさつをはじめとした街頭活動を軸に行っている。

愛知11区(豊田・みよし市)は、自民党前職の八木哲也氏(77)に、国民民主党の丹野みどり氏(51)と共産党の植田和男氏(75)の両新人が挑戦する構図。

八木氏は、企業やイベント会場の訪問、個人演説会などを積極的に行い、前回に続く小選挙区での勝利を目指す。党の定年制で比例重複がない中、小泉進次郎選挙対策委員長、浅尾慶一郎環境大臣らが応援に駆け付けた。

丹野氏は、連合愛知と全トヨタ労連の支援を受けて活動を展開。19日には玉木雄一郎代表が応援に駆け付けた。より一層の支持を集めるため、大型商業施設などで決起集会を開いている。

植田氏は、党への支持拡大も含めて街頭で日々声を上げている。

愛知14区(豊川・蒲郡・新城市、幸田・設楽・東栄町、豊根村)は、自民党前職の今枝宗一郎氏(40)を、立憲民主党の大嶽理恵氏(47)と共産党の浅尾大輔氏(54)の新人2人が追う。

4連勝中の今枝氏は安定した戦いぶりで日中は街頭演説、夜は個人演説会をこなす。20日の総決起大会には総裁選で推薦した加藤勝信財務大臣が応援に駆け付けた。

大嶽氏は街頭演説で豊川市議、愛知県議の経験をアピール。浅尾氏は政治とカネの問題を中心に訴える。

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