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東海愛知新聞

持続可能な財政運営

岡崎市の新年度予算編成方針

岡崎市はこのほど、新年度予算の編成方針を策定した。

これまでは使える予算額をあらかじめ各部に提示していたが、今回からは廃止。枠組みに甘んじた予算要求の乱発を防ぐ。各部から上がってくる要求も、1件ごとに査定して予算付けの可否を決める。

歳入面では国や県からの補助に加えて、民間資金の活用を図る。市東公園動物園のクラウドファンディング(=CF、インターネットを介した資金調達)が成果を上げたことから、CFによる財源確保も進める。

歳出面では市民ニーズの的確な把握などにより、「真に必要な事業」を絞り込む。デジタル技術も最大限活用。ペーパーレス化で印刷製本費や消耗品費を抑えたり、WEB会議で出張などを削減したりする。

市財政課によると、各部からの予算要求は支出超過が常態化しているが、予算額が枠に収まっていれば、「チェックが入らずにいろんなことがやれてしまう」場合もあったという。

市の財政は黒字を維持しているものの、歳入は伸び悩み気味。貯金に当たる「財政調整基金」も減少が見込まれることから、事業の見直しや取捨選択が不可欠となる。

同課は「厳しい財政状況の中でも、健全で持続可能な財政運営を目指した予算を編成する」としている。

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