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東海愛知新聞

衆院選15日公示

愛知12区は四つどもえの様相

第50回衆議院議員総選挙が15日に公示される。9日の衆院解散からわずか6日での選挙戦突入。愛知12区(岡崎・西尾市)では陣容が固まりつつあるが、岡崎市は6日に市長・市議選を終えたばかり。関係者は息つく間もなく、次の戦いへの準備を急ぐ。(犬塚誠)

12区は前職2人に新人2人が挑む「四つどもえ」の構図。立憲民主党前職の重徳和彦氏(53)、自民党前職の青山周平氏(47)、日本維新の会新人の中川博登氏(46)、共産党新人の関久一氏(73)が立候補に意欲を見せる。

青山氏は21年の前回選挙で比例復活を果たしたが、今回は裏金問題の関係者となったことで比例重複はなし。小選挙区での勝利が必須の「背水の陣」となる。野党共闘で前回見送った共産は今回は候補者を擁立する。

岡崎市で同じ月に異なる選挙が別日実施となるのは、1979(昭和54)年以来45年ぶり。度重なる選挙に、関係者からは戸惑いの声が聞かれた。

ある市議は「選挙が続くことで支援者の活動が低調になるのでは」と懸念し、別の市議は「事務所はバタバタ。『どうすりゃいいんだ』という感じ」と率直な思いを述べる。一方で「中途半端に間が空くよりは、市長交代の勢いで衆院選に突入できる」と前向きな声もあった。

市選挙管理委員会は投開票所を確保するために会場の先約者に頭を下げたり、投開票事務に携わる職員を急きょ確保したりと大わらわ。市長・市議選よりも約300多い市内660カ所の選挙用ポスター掲示板も急ピッチで設置した。2日には選挙の実施にかかる費用1億6000万円を盛り込んだ一般会計補正予算を市長の専決処分とした。

選管担当者は「当初は11月10日または11月17日を本命視していたが、全てぶっ飛んだ。予想外の事態で、大変苦労している」と心情を明かす。

なお、愛知11区(豊田・みよし市)では自民党前職の八木哲也氏(77)、国民民主党新人の丹野みどり氏(51)、共産党新人の植田和男氏(75)の3人が立候補する見通し。

愛知14区(幸田町、豊川・蒲郡市ほか)では、自民党前職の今枝宗一郎氏(40)、立憲民主党新人の大嶽理恵氏(47)、共産党新人の浅尾大輔氏(54)の3人が名乗りを上げている。

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