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東海愛知新聞

まずは作ってみよう

岡崎商議所 BCP勉強会に7社

岡崎商工会議所は9月27日、小規模事業者向けの事業継続計画(BCP)に関する勉強会「小規模事業者のためのBCP作っちゃう会」を同所で初開催した。

BCPは地震や風水害、火災、感染症の流行といった緊急事態でも事業を継続し、通常業務に早期復旧できるように、社内に限定した被害想定や行動指針などをまとめたもの。事前に決めておくことで損害を最小限にとどめつつ、中核事業の早期復旧・再開につながるとして、政府などが策定を推奨している。

同所によると、小規模事業者の中でもBCPの重要性は浸透しているというが、「作り方が分からない」といった声を聞くという。そこで、さまざまな業種の小規模事業者がBCPを考える際に使えるようなひな型を作ろうと同勉強会を企画した。来年3月までに5回開く。製造、建設、卸売、小売、運輸、ホテルの各業種の7社の経営者らが参加し、学んだ内容を生かして計画を練る。

この日は高橋経営相談所(安城市)の中小企業診断士・高橋康友さんがBCPの役割や考える際のこつ、参考になる防災知識などを紹介。さらに、参加者が自社のBCP案も考えた。参加者は、高橋さんが作成したワークシートに合わせて、社内の被害想定やBCP発動基準、最初に復旧させる重要な業務などを書き出していった。

高橋さんは「最初から100点満点のBCPを考えるより、実際に運用して磨き上げた方が早い。まずは作ってみよう」と呼び掛けた。

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