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東海愛知新聞

もう一歩の節約に

岡崎の塩田電気設備「冷暖くん」と添加剤

電気工事などを請け負う株式会社塩田電気設備(岡崎市大和町)は、数年前からエアコンの節電につながる商材を取り扱っている。猛暑を乗り切るために不可欠なエアコン。近年の電気代高騰もあって、同社が扱う商材は事業者を中心に注目を集めている。(横田沙貴)

エアコンは室外機と室内機をパイプでつなぎ、パイプ内の冷媒(ガスなど)をコンプレッサーで循環させることで屋内の熱を屋外に放出して室温を下げる。電力の約90%がコンプレッサーで使われているとされ、早く室温が下がりコンプレッサーの作動時間が短くなれば節電につながるという。

同社が取り扱うのは、エアコン室内機のフィルター内側や吸気口付近に設置して使う「冷暖くん」と添加剤。冷暖くんは18センチ×38.5センチの板状の特殊セラミックでエアコン吸入口やフィルターの内側に設置すると室内の空気吸入量を増やし、室内の水蒸気を蒸発しやすくして室温の低下を助ける。半永久的に利用でき、暖房でも同様の効果を発揮する。添加剤は経年劣化で金属摩耗したコンプレッサーの内部を修復する特殊な薬剤で、冷媒の循環効率を高める。

環境によって異なるが、同社による効果測定で冷暖くんは平均15〜17%程度、添加剤は10〜15%程度の節電効果があった。ただし、冷暖くんは一部機種で利用できない場合があり、添加剤は同社による施工が必要になる。

塩田篤志代表取締役(48)は「エアコン自体の省エネ技術も発達しているが、『もう一歩節約』のときに、こうした方法もあると知ってもらいたい」としている。価格等は応相談。問い合わせは、同社(66―7755)へ。

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