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東海愛知新聞

珍しい生き物いるよ

岡崎 喫茶店内にミニ水族館

岡崎市大西町の認定NPO法人「ぼくら・あそび隊・流」が同町の本部で運営する喫茶店「Ryu cafe」の一角にこのほど、「ミニ水族館RyuLabo.」が完成した。珍しい生き物を集め、地域住民らに紹介している。 (酒井希実)

管理者の犬塚信司さん(53)が、西尾市一色町の市場「三河一色さかな村」で購入したり、趣味で採集したりして入手した、三河湾、駿河湾、伊勢湾などの魚や甲殻類を披露。タコ、ウツボ、ハリセンボンのような有名な生物のほか、ゾウリエビ、オレンジ色のオニオコゼ、マハタモドキといった珍しい生物が並んでいる。“アイドル”としてアピールする水族館もあるという色彩変異で白黒になった「パンダウナギ」と呼ばれる養殖ニホンウナギもいる。

メカジキやサメの特製骨格標本、オオグソクムシやイガグリガニなどの標本も並ぶ。生き物は随時増やしており、犬塚さんのインスタグラムでも紹介している。

犬塚さんは大学時代に水産学科で水生生物について学んだ。卒業後はペットなどを扱うホームセンターに25年ほど勤め、2020年に同NPOへ再就職。障害者の学びの場で生物の授業を行う中、趣味で採集した生き物の水槽をカフェの一角に設置したのがきっかけで、今年6月に規模を拡大してリニューアルオープンした。

「“ミニ”だけど一歩入ったら『ちゃんと水族館だ』『こんなところに』と思える生き物をそろえている。まずは入ってみてほしい」とPRする。

今後は「毒のある生き物」や「魚の赤ちゃん」を集めた特別展や体験教室なども開く予定という。同NPOの安藤純子理事長は「地域の人や子どもたちに来てもらえる機会をつくり、宝物(生き物)を広めたい」とほほ笑む。

入館料100円(未就学児は無料)。8月中の平日は午前10時30分〜午後5時、土、日曜は午前10時〜午後1時。カフェの営業日・時間とは異なる。

問い合わせは、同本部(71―1807)へ。

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