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東海愛知新聞

龍城でととのう

岡崎・あすオープン 銭湯をサウナ専用施設に

岡崎市田町の銭湯「龍城たつき温泉」をリノベーションしたサウナ施設「龍城さうな」があす5日午前9時、オープンする。市内では唯一のサウナ専用施設で、運営会社の増田遼太代表取締役(30)は「サウナができれば岡崎はもっと元気になる。まずは市民の皆さんに利用してほしい」と力を込める。(横田沙貴)

大正時代開業の老舗をリノベ

龍城温泉は1925(大正14)年に開業。地域に愛されながら営業していたが、後継者の不在と設備の故障で2021年から休業していた。そんな時、サウナが好きで岡崎でのサウナ専用施設開業を目指していた増田さんが龍城温泉の休業を知り、「岡崎のために何かできるのではないか」と龍城温泉のサウナ施設化を考えた。改装には龍城温泉のファンが助力。事業の立ち上げには豊川信用金庫と日本政策金融公庫も協力した。

銭湯時代は男湯だった場所をサウナ施設、女湯だった場所を脱衣所、水風呂と普通の浴槽、洗い場に作り替えた。だが浴槽やタイル、ロッカーなどは可能な限り再利用して銭湯の面影を残している。

サウナは会話を楽しめる「動サウナ」と静かに心を落ち着ける「静サウナ」の2室あり、共に90度程度まで室温が上がる。ボイラー室があった場所は外気浴(休憩)用ウッドデッキに変身。レンガの煙突や開業時からあるはりなどを眺めながら「ととのう」(サウナ、水風呂、休憩を繰り返していく中で体が軽くなる、頭がすっきりするといった状態になる)ことができる。

男性専用施設だが月に数回程度女性が利用できる営業日を設ける予定。収容人数は20人で混雑時は整理券を発行する。営業時間は午前9時〜午後11時。当面は無休。料金は平日1800円、土日祝2100円だが、8月中は300円引きで利用できる。キャッシュレス決済にも対応。オリジナルのタオルやTシャツなども販売する。駐車場は9台分。

最新情報は公式ウェブサイトインスタグラム(@tatsukisauna)X(@tatsuki_Sauna)で発信している。

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