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東海愛知新聞

駅西小町

JR岡崎駅西口に新名所全面開業

岡崎市柱1の民間複合施設「駅西小町」が26日、全面開業した。JR岡崎駅旧西口駐輪場があった約3700平方メートルの敷地を活用して商業施設、駐輪場、駐車場の3エリアを整備。駅前の利便性向上とにぎわい創出を図る。(犬塚誠)

ロータリーに面した商業施設エリア内には、木造平屋4棟が点在。カフェや居酒屋、ワインバーなど飲食・生活サービス店計9店舗が入居している。出入り口前の広場スペースには不定期でキッチンカーが出店する。

駐輪場は自転車とバイク合わせて2006台分(自転車1839台、原付バイク151台、自動二輪16台)が整備された。屋根付きで、雨でもぬれずに止められる。駐車場は時間貸し12台分。共に有料だが、入庫後15分間は無料となる。

コンセプトは「大正浪漫」。大正時代に旧岡崎市内線が馬車鉄道から電車での運行に変わり、沿線ににぎわいをもたらしたことにヒントを得た。東口の現代的な雰囲気と対をなす木造平屋で懐かしさを演出。建材は主に市内産木材を使用した。

商業施設エリアに設置したベンチは市松模様で彩った。施設名のロゴでも“レトロ感”を表現。大正時代をイメージさせるフォントで名称を記し、電車と線路のイラストを配した。デザインなどは、愛知産業大学(同市岡町)学生が考えた。

一部施設は4月以降に順次営業を始めており、この日は西口駅前広場で全面開業を祝うオープニングセレモニーが行われ、運営・管理会社の関係者らが出席した。同市出身・在住のジャズドラマーの佐野裕幸さんらによる演奏もあった。

整備・運営を担う企業グループを構成する矢作地所株式会社(名古屋市東区)の芝山真明代表取締役は「駅西小町がにぎわいに寄与し、交流と憩いの場として成長できるようにしていく。親しみを持って来てもらえれば」とあいさつした。

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