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東海愛知新聞

若年層の意見も聴く

岩津センター整備に向け座談会

岡崎市は24日、岩津地域にある公共施設4施設を統合する「(仮称)岩津センター」の整備に向けて、県立岩津高校で生徒との座談会を開いた。生徒会役員5人と市の担当者3人が参加。新施設に求める機能などについて話し合った。(犬塚誠)

センターは市岩津支所、市北部地域交流センター(なごみん)、岩津市民センター、市北部地域福祉センターを統合する施設。各施設が持つ行政手続きや福祉相談、生涯学習などに関する機能を1カ所に集約する。統合理由は現施設の老朽化などのためで、現在の市民センターがある場所に建てられる。

生徒たちは地域の現状と課題を踏まえた上で、施設の在り方について自由に議論した。「話し合いも勉強もできるスペースが欲しい」「学校にないプールがあれば」「ちょっとした時間に昼食が調達できる場所があると便利」といった意見を出した。ある男子生徒からは献血ルームの整備を求める声も上がった。

議論の盛り上がりから、会の終盤には生徒会側が全校アンケートの実施を市に打診した。市も、専用フォームの作成などで協力すると快諾した。生徒たちは「自分たち主体で考えることで、より良いまちになる」「欲しい施設は人によって違う。周りの意見を聴いて、どんどん話し合いたい」などと意欲を見せた。

市によると、新センターの整備に際して実施している意見聴取活動の一環。今回は、若年層の声を拾おうと同校での開催を決めた。寄せられた意見は来年度に精査し、2026年度中には基本計画を完成させるという。

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