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東海愛知新聞

被災地の下水道復旧へ

岡崎市 職員を9カ月間金沢に派遣

岡崎市上下水道局下水道工事課の鈴木晴臣主査(32)=西尾市出身=が7月1日〜来年3月末に、能登半島地震で被災した金沢市に派遣される。下水道復旧工事に関する業務を行う。

下水道の地震被害を調査して復旧計画をつくり、工事の発注や監督にも当たる。金沢市では4月以降の調査で、下水道の損傷が次々と判明。全延長2000キロのうち36キロが地震の影響を受けており、道路陥没は2000カ所近くに上るという。

石川入り3度目

鈴木主査が能登半島地震の被災地支援で石川県に入るのは1、2月に続き3回目。1回目は七尾市で応急給水活動や1次調査をし、2回目は内灘町で2次調査に従事した。

今回の派遣は金沢市の要請を受けたもの。これまでの支援経験や持っている技術から「ぜひ自分に行かせてほしい」と志願した。母校が金沢大学で、思い入れのある土地だったことも決め手だった。

派遣期間は9カ月で、今後は暑さや厳しい寒さの中での任務となる。派遣期間中は金沢市役所近くのアパートで生活しながら通勤する。既に岡崎市には転出届を提出済み。7月1日以降は岡崎市人事課付の職員として復興を支える。

6月24日には岡崎市役所で赴任前報告を行い「市職員を代表して、少しでも役に立てるようにしたい」と抱負を述べた。中根康浩市長は「名乗りを上げてもらい感謝。体調最優先で活動してほしい」とエールを送った。 (犬塚誠)

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