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東海愛知新聞

岡崎城公園に変更

12月26日意識調査の結果を受けて

岡崎市は徳川家康の生誕日とされる12月26日に、岡崎公園の名称を「岡崎城公園」に変更する。6月19日に市役所で開かれた定例会見で、中根康浩市長が発表した。名称変更の是非を問う意識調査の結果、賛成が多数を占めた。 (犬塚誠)

看板やパンフレットなど順次

調査は1月23日〜4月末にウェブと紙媒体で実施。市内外の10代〜80代以上から3152件の回答があった。賛成は75%を占める2359件、反対は24%に当たる773件だった。

市内在住者に絞って見ると賛成65%、反対34%で、反対の割合が若干高くなった。賛成理由では「岡崎市のシンボルのお城がある公園と認識できるから」といった声が寄せられた一方、費用対効果の面から反対する意見もあった。

市は賛成多数を受けて、7月末までに名称変更を市福祉会館横の掲示板で公告。関係条例の改正案を市議会9月定例会に提出し、12月26日までを周知・準備期間とする。市内では道路の案内看板などが順次変わるほか、配布しているパンフレットも在庫がなくなり次第差し替えられる。大手門前の公園名を記した石碑は、何らかの形で対処するという。

費用は現時点で不明

名称変更にかかる費用は現時点では不明だが、市は「可能な限り費用をかけずに行いたい」としている。なお、名鉄岡崎公園前駅の名称は、名鉄側のタイミングに合わせて変更する。費用は市が一部負担する可能性もある。

市によると、郷土に対する市民の誇りを向上させることが目的。岡崎公園は1873(明治6)年の太政官布達によって開園し、77年以降は現在の名称で市民らに親しまれてきた。名称変更については2022年に、地元商工団体などで構成する「岡崎市徳川家康公顕彰推進協議会」が提言。以降、アンケートや商工団体などへのヒアリングでも前向きな意見が寄せられていたことから、今回の調査に踏み切った。

中根市長は「岡崎城は市民の矜持や家康公への愛情の表れ。天守閣のある公園であると広く周知したい」と述べた。

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