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東海愛知新聞

魅力伝える拠点に

幸田町 新博物館基本計画策定へ

幸田町教育委員会は本年度、老朽化した町郷土資料館に替わる新たな博物館の建設に向けた「幸田町新博物館基本計画」を策定する。

学識経験者らで構成する検討委員会が昨年度に策定した「(仮称)幸田町郷土博物館基本構想」によると、新博物館は町民らに歴史や文化といった同町の魅力を伝える拠点として造られる。建設予定地にはハッピネス・ヒル・幸田敷地内の町立図書館西側辺りが有力視されている。

深溝松平家に関する国指定史跡や国指定重要無形民俗文化財の三河万歳、県指定天然記念物の三河地震による断層などの文化財をはじめ、町ゆかりの夏目吉信や大久保氏、古墳や焼き物生産といった歴史的資産・事象を総合的に紹介。見るだけでなく、触れたり遊んだりできる体験型の展示を取り入れる。デジタル技術を活用した資料の保存や情報提供も検討されている。

町教委によると、本年度は検討委による会議や部会で話し合いを進めるほか、町民の意見を取り入れる機会も設けて計画をまとめる。順調に進めば来年度から設計が行われ、2028、29年度ごろ開館になる予定という。

町教委の神取龍生学芸員(47)は「楽しく学べて、何回も行きたくなる空間づくりを進めていく。町民が町を誇りに思えるような施設を目指す」と力を込めている。

基本構想や昨年度の会議議事録は町ホームページに公開されている。 (酒井希実)

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