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東海愛知新聞

惜しまれつつ幕

岡崎 大河ドラマ館が閉館

岡崎公園内の「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」が8日、閉館した。昨年1月21日の開館からの来館者は63万6420人(速報値)。多くの市民らに惜しまれつつ、353日間の営業を終えた。(犬塚誠)

午後2時からのクロージングセレモニーでは、NHK大河ドラマ「どうする家康」で酒井忠次の妻・登与を演じた猫背椿さんと制作統括の磯智明さんがトークショーを行った。

岡崎の印象や撮影中の秘話などを披露。初来岡という猫背さんは八丁味噌蔵で味噌煮込みうどんを味わったことなどに触れた上で、「元気をいただき、本当にありがたかった。撮影中に来たかった」と笑顔を見せた。磯さんは「たくさんの出演者が岡崎を訪れてパワーをもらった上で撮影に臨んだ。かけがえのない“応援団”だった」と振り返った。

4時30分ごろには、スタッフらに見守られながら最後の来館者が退館。唐澤信幸館長によって扉が閉められた。引き続き行われた式典で唐澤館長は「皆さんのおかげで353日間を大過なく過ごせた。

幕は下りるが、この後も徳川家康公が生まれた岡崎市に全国・世界から大勢の皆さんが来て、もっと光り輝くように祈念したい」とあいさつした。式典では中根康浩市長から観光ガイドらへの感謝状の贈呈や、今年の大河ドラマ「光る君へ」のドラマ館が開館する大津、福井県越前、京都府宇治の3市への「バトンタッチセレモニー」もあった。

岡崎市によると、ドラマ館があった三河武士のやかた家康館は9日から3月22日まで展示改装のため休館。同23日午前9時にリニューアルオープンする。観光みやげ店「おかざき屋」が入っていた仮設店舗は商品の入れ替えや間取り変更の上、2月9日に再オープン。12月下旬まで営業する予定という。

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