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東海愛知新聞

業務効率化などに期待

西尾市 ChatGPT試行運用

西尾市はきょう21日から9月30日まで、AI(人工知能)が質問文に対して回答する自動生成サービス「ChatGPT」を試行運用する。行政業務の効率化や生産性向上に関する効果を確かめる。

庁舎内の各課で1、2人程度、計92人が試行運用に参加する。庁内連絡に使うチャットツール(インターネットを使って文字でやりとりするツール)を活用。質問する文章を入力するとそのツールに返答されるという。

使用範囲は

  1. 事業の企画立案の情報収集、アイデア出し
  2. 文書の要約、校正、翻訳の補助
  3. 業務の段取り、進め方のアドバイス役
  4. 議会や委員会等の想定質問の生成や回答の補助
  5. 文書や表計算ツールなどの使い方の指南

―を想定。その際、「機密情報や個人情報、守秘義務のある情報は入力しない」「業務以外の質問をしない」といった注意事項を定めている。また、2021年9月までの情報を基準に学習しているため、回答に最新の情報が反映されないことも周知する。

市情報政策課によると、ChatGPTの無料で機能を試せる制度を使うため“ゼロ予算"で行う。ただし、「1カ月当たり質問文、回答合わせて文字数100万字以内」という利用制限があることから試行する職員の人数を絞っている。

これまで①〜⑤をいずれも職員が行ってきており、職員の負担軽減や業務の効率化などにつなげられると期待している。

同課は試行期間終了後、利用した職員へアンケートを行って効率化の状況を検証。その結果に応じて導入を検討するとしている。

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