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東海愛知新聞

来年の春に開業へ

名鉄東岡崎駅 南口の商業施設きょう着工

名古屋鉄道株式会社はきょう17日、再開発計画を進める東岡崎駅南北口のうち、南口の商業施設の建設工事に着手する。周辺の居住者と駅利用者を主な対象にする駅直結型の施設は来年春に開業する予定。(竹内雅紀)

南口の商業施設のコンセプトは「Swing-byHigaokaLife 『ふらっと立ち寄る』ヒガオカ暮らしの一部 この場の魅力が、ヒガオカ暮らしをより良い毎日へ」。再開発計画全体のコンセプト「SWINGHIGAOKA―この街の躍動的なリズムをリードする」(2022年3月発表)と連動し、立ち寄るという意味を持つ「Swing-by」を使用した。住宅が多く、閑静な街並みが広がる文教地区として知られる南口エリアの穏やかな毎日の支えになり、生活の豊かさを増幅させる施設を目指すとしている。

15店舗を予定

施設は鉄骨3階建てで延べ床面積約3000平方メートル(各階1000平方メートル)。テナントは飲食や物販など15店舗(合計約1900平方メートル)を予定しており、入居店舗は正式に決まり次第公表する。同社は拠点駅に開設している駅直結型の商業施設を「ミュープラット」と命名しているが、正式名称については検討中という。

外観は周辺環境になじむよう落ち着いた色彩のデザインパネルを複数色組み合わせる。内観では各階の天井に木質ルーバー(細長い羽板を隙間を空けて並べたもの)を設けたり、自然光を取り入れたりする。施設中央部にはエスカレーターを設置して、各階に到着するたびに全店舗が見える動線計画を立て、各店舗の正面には個性が際立つデザインを取り入れて、歩いて巡る楽しさを感じられるようにする。

また、駅南口から商業施設を経由して、観光地でもある六所神社の参道までの動線については、歩いて楽しめる空間の創出を目指して、岡崎市と連携しながら整備を進めるという。

北口は6年後

かつてフィットネスクラブなどが入っていた南口のビルは既に解体工事が終了している。岡ビル百貨店などが入っていた北口には鉄骨8階建ての複合施設(商業、オフィス、公益施設)が計画されており、現存の駅ビル解体後に新駅ビル着工、2029年度の完成を目標にしている。

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