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東海愛知新聞

利便性と安心感を

岡崎・野畑証券第2ビル 士業がそろうオフィスビル

岡崎市康生通西3の野畑証券第2ビル内のテナントに「士業」と呼ばれる専門職の事務所が複数入居している。専門職がそろうことで、相談者の手続きなどがビル内で完結できるのが魅力の1つ。“地元感”が強い事務所ゆえの安心感も含まれている。(竹内雅紀)

5階建てのビルには、行政書士や中小企業診断士の資格を併せ持つ税理士が集う税理士法人をはじめ、司法書士法人、社会保険労務士法人、法律事務所が入居。ローンやリース、保険関連、保険代理店も入っており、士業事務所と金融関連の会社が名を連ねる。

元々は生命保険会社のビルだったが生保会社が倒産。市外の資産家がビルを所有した。ビルの斜め向かいの野畑証券が12、3年前に1フロアを借りようとした際、ビルの買い取りを提案され、前社長の野畑裕司さん(60)が購入を決めた。野畑さんにはオフィスビル構想があったが、入居先がなかなか決まらなかった。転機は3年前に税理士法人が入ってから。昨年に社労士法人、今年1月に法律事務所が入居した。

5階に自社の情報室を設置する野畑さんは「相談者には、このビルで手続きが完結する“ワンストップサービス”はうれしいはず。入居者はビジネスマッチングが期待できる。新型コロナウイルス禍で対面の大切さが浮き彫りになった。岡崎を地元にする人たちの事務所が集う安心感も魅力の1つではないか」と強みを語る。

今後は入居者の顔合わせや情報交換の場を設けて交流の機会を増やすという。

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