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東海愛知新聞

入賞目指して精進

岡崎北高の林さん 将棋全国大会に2年連続出場

県立岡崎北高校2年の林水優(みゆ)さん(17)=岡崎市翔南中学校出身=が来年2月に山梨県で開かれる「第31回全国高等学校文化連盟将棋新人大会」に出場する。入賞に相当するベスト8進出を目標にして静かに闘志を燃やしている。(竹内雅紀)

林さんは11月の愛知県大会で優勝。1年生で出場した前回(1月・徳島県)に続き2年連続の出場となる。前回は決勝トーナメント1回戦(ベスト16)で敗退しており、今回は雪辱を果たす。全国大会は持ち時間が短い“早指し”。「序盤で考え込んで時間を使い過ぎないようにしたい」と本番に向けて対策を練っている。

小学5年で始めた将棋。安城市内の教室に通い、腕を磨いてきた。自宅ではAI(人工知能)対局やオンライン対局などで研さんを積んでいる。憧れは女流棋士界第一人者の里見香奈女流5冠(白玲、清麗、女流王座、女流王位、倉敷藤花)。

得意な戦法は「居飛車角換わり腰掛け銀」だ。縦横に動く「飛車」は定位置で、斜めに動く「角」を序盤に交換し互いの手持ち駒に。重要な「銀」の1つが中央の「歩」よりも前に出て腰掛けているような状態をいい、プロ・アマ問わず人気の戦法とされる。「手持ちの角を好きな所に打てるのが面白い」と言う。同校の囲碁将棋部の男子部員も林さんの攻めの姿勢には一目を置いている。

昨年夏から女流棋士養成機関でもある日本将棋連盟研修会に所属。女子の将棋仲間と切磋琢磨し、女流棋士を目指す。

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