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東海愛知新聞

緊急時の連携を強化

西尾 5消防機関が合同訓練

西三河地区にある5消防機関による合同訓練が20日、西尾市消防本部で行われた。各機関の職員は訓練を通じて実際の動きを確認するとともに、相互の連携を強化した。(犬塚誠)

西三河地区消防相互応援協定を結ぶ岡崎、豊田、西尾の3市と幸田町の消防本部、衣浦東部広域連合消防局(碧南、刈谷、安城、知立、高浜の5市で設立)の5機関から、計約50人が参加。「西尾市で同時に複数の火災が発生し、西尾市消防本部だけでは対応が困難であることから、他の4機関に応援を要請した」との想定で進められた。職員は機関ごとに4人の消防隊を編成し、隊ごとに火災現場の建物内に取り残された消防隊員の救出に当たった。

訓練では①熱気と煙が出る中での救助②天井が崩落してつぶれた屋内からの救助―という2つの状況を再現。隊員は「隊員1人取り残されとるでな」「早急に救出するぞ」などと声を掛け合いながら救出を試みた。

隊長は無線で西尾市消防本部などに活動状況を報告したり、救急車の配備を指示したりしながら隊を指揮した。2人の隊員は空気を吸うための専用の機械などを装着。取り残された隊員の持っていたと考えられるホースをたどり、救助を待つ隊員(人形)の元へ向かった。崩落物に見立てた段差などをかいくぐって、倒れている隊員を発見した後は「分かるか」と尋ねるなどして意識や呼吸の有無を確認。ぐったりとした様子の隊員を2人で抱え、屋外に助け出した。

岡崎市消防本部の消防隊を率いた同市西消防署本署警防救助1係主任主査の会津宏樹消防司令補は「静岡県では今年も殉職した消防士が出ており、隊員が現場に取り残される(という想定の)訓練には注目が集まっている。きょうは日頃の訓練の成果が発揮できたと思うので、今回の訓練で得られた気付きを、岡崎市消防本部の全職員と共有したい」と振り返った。

西尾市消防本部によると、訓練は2014(平成26)年度から5消防機関が輪番制で毎年開催。訓練を通じた協力体制の強化を目的にしている。市石正樹消防長は「訓練を通じて互いに持ち合う知識の交換などをしてほしい」と述べた。

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