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東海愛知新聞

市民の応援に感謝

岡崎出身の山本選手 WRCの結果を報告

岡崎市出身で市内在住のラリードライバー山本悠太選手(32)=K-oneレーシングチーム=らがこのほど、市役所を訪れて中根康浩市長に市内を含む愛知・岐阜両県で開催されたWRC(世界ラリー選手権)日本ラウンド「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」(11月10〜13日)への出場とクラス優勝を報告した。「WRCはモータースポーツの中で最高峰とされる大会。いつかは出たいと考えていたが、岡崎市でできると思ってもみなかった」と興奮した様子で振り返った。(横田沙貴)

山本選手は同市北中学校、県立岡崎工業高校(現岡崎工科高校)を卒業。2013(平成25)、14年の全日本ダートトライアル(未舗装路のコースを走る自動車レース)選手権、19年の全日本ラリー選手権で年間王者となっている。

WRCは今回初出場で、JN3クラス(日本自動車連盟の認証を受けた排気量1500cc超〜2500cc未満の後輪駆動車のみ出場できる部門)に、約1年かけて調整したというトヨタ「GR86」で出場した。乙川河川敷で行われた11月12日の岡崎スーパースペシャルステージ(SS)に向かう道中では、籠田公園付近の沿道で大勢の市民らに出迎えられた。「沿道が1キロほど人で埋まっており、驚いた。本当にたくさんの人に応援してもらえて、うれしかった」と語った。

岡崎スーパーSSは出走時間が予定より遅れたことから「暗くなってから走った」。「乙川河川敷は子どものころからしょっちゅう遊びに来ている場所。名鉄の電車とラリーカーが走るという、違和感がかっこいいと思う」と語った。

今後の目標は「まずは全日本ラリー選手権を全戦出られるようにしたい」と述べた。

中根市長は「今回のWRCで市民もラリーの応援の仕方が分かったと思うので、次はより盛り上がるだろう。(岡崎市内にもSSが設けられることが決まった)来年の新城ラリーを含め、一層の活躍を期待する」とたたえた。

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