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東海愛知新聞

学区外から通学可能に

岡崎 来年度から4校が小規模特認校

岡崎市下山、夏山、秦梨(はだなし)、宮崎の4小学校が来年4月から、学区外の児童が入学・転入・編入できるようになる「小規模特認校制度」を導入する。4校は12月20日まで体験入学や見学の希望者および入学希望者を募集している。(横田沙貴)

市内の小学校に在籍する児童や在籍予定の園児であれば4校への入学などが認められる。ただし、入学などの受け入れ時期は原則毎年4月の年度当初で、1年以上の在籍を条件とする。通学は保護者の送迎を基本とするが、公共交通機関を利用した児童のみの通学も認める。通学範囲はおおむね1時間以内とする。ほかの小規模特認校の学区から通学することはできない。

4校では豊かな自然の中で学ぶことができる。1学年の児童数が少ないことによるきめ細かな指導、田植えや茶摘み、希少な植物の保護活動など、地域の特色を生かした体験ができる利点がある。一方で、遠方へのほぼ毎日の通学に児童・保護者共に負担がある。

就学を希望する場合には、必ず希望校の見学や体験入学に参加し、各校で配布される専用の申請署に記入し、同市教育委員会に提出する。

同制度について岡崎市教委は2020年ごろから検討を開始。三河地方では豊田、豊川、豊橋、新城の4市といった中山間地域がある自治体で既に実施されているという。

下山、夏山、宮崎の3校は児童数減少により2学年以上の児童が1つの学級で学ぶ「複式学級」を実施しており、秦梨は来年度から複式学級になる予定。小規模特認校制度を利用するかどうかは各校長が判断した。

愛知県内での2学年の複式学級導入基準は、1学年当たり14人(1、2年生は7人)以下となっている。

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