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東海愛知新聞

捕食される疑似体験

10月1日 基生研の一般公開

岡崎市明大寺町の自然科学研究機構基礎生物学研究所(基生研)の一般公開が10月1日、同町の岡崎コンファレンスセンターと、無料動画投稿サイト「YouTube」でのオンライン配信で行われる。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、実会場での催事とオンライン配信を併用する。午前9時30分〜午後4時30分(オンラインは午後5時まで)。(横田沙貴)

市内にある同機構の基礎生物学、生理学、分子科学の3研究所が持ち回りで毎年行う地域住民ら向けのPRイベント。

今回のテーマは「生き物はアートだ!!」。研究のさなかで見られる顕微鏡の画像や映像の中には芸術作品と見間違えるような美しいものもあるといい、阿形清和所長の「アートの力を借りて、科学をより楽しんでほしい」という思いから決まった。

同センターでは研究成果のパネルや模型などが並ぶ予定で、目玉はハエトリソウとモウセンゴケの巨大模型。食虫植物を研究する生物進化研究部門の長谷部光泰教授が監修したもので、基生研広報担当者は「捕食される虫が人間並みの大きさだった場合を想定して造られた模型。食虫植物に食べられる疑似体験ができる」と太鼓判を押す。

また、来場者が特殊な薬品を混ぜ合わせてホタルの発光と同じ現象「ルシフェリン・ルシフェラーゼ反応」を起こす実験体験も予定されている。

配信では、4人の研究者が各自の研究分野に沿ったトークを展開。午後3時30分から、超階層生物学センターAI(人工知能)解析室の渡辺英治室長とオカザえもんによる特別企画「ヒト VS オカザえもん VS AIのアート対決」が予定されている。

一般公開終了後の同日午後6時からは、舞台を会員制動画投稿サイト「ニコニコ動画」に移して“後夜祭”と称した生放送を行う。翌2日午後6時まで、食虫植物の捕食風景などを観察できるという。

いずれも参加無料。同センターに来場するための事前予約の受け付けは既に終了しているが、YouTubeやニコニコ動画での配信は一般公開特設ホームページで視聴できる。

問い合わせは、基生研一般公開実行委員会(55―7000)へ。

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