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東海愛知新聞

「食べるの楽しみ!」

美合小 5年生が稲刈り

岡崎市美合小学校5年生52人が30日、同市岡町の学校田で稲刈りを行った。子どもたちは朝の涼しい空気の中で1株ずつ稲を収穫し、ひと足早く秋の訪れを感じていた。(犬塚誠)

子どもたちは午前8時30分ごろ、同校近くの学校田に到着。学校田を所有・管理している「小久井農場」(同町)の小久井正秋会長(74)から説明を受けた。小久井会長は「(皆さんが)『おいしいお米に』『元気に』と思って植えたので、今年はよくできている。鎌はしっかり握り、足を開いて体に当てないようにして」などとアドバイスした。

その後、児童は約3アールの田んぼに入り、素手で稲刈りに挑戦。4月28日に植えた稲が黄金色の穂を付けた姿に目を輝かせながら、わらの感触を確かめつつ、鎌でザクザクと収穫していった。

子どもたちは思い思いのスタイルで稲刈りを満喫。中には、抱えきれないほどの稲を運ぶ児童やカエルなどの生き物に興味を示す子どももいた。この日は、10キロ以上のコメを収穫した。

佐藤快晴君(10)は「予想より(実が)早くなっていたし、案外、引く時に力やスピードが必要だった。食べるのが楽しみで楽しみで仕方ない」と心を躍らせていた。

同校の5年生は20年以上、総合学習で稲刈りを体験している。収穫したコメは後日、小久井会長らが精米。9月6日から市少年自然の家で行う林間学校「山の学習」でカレーライスにして味わうという。

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