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東海愛知新聞

健康的な食生活を体験

岡崎の魚信 史実に基づく「家康御膳」

岡崎市稲熊町の和食店「魚信」がこのほど、徳川家康の健康長寿を支えたとされる食材と岡崎の特産品を使用して現代風にアレンジした新メニュー「家康御膳」を開発し、提供している。

来年放送予定のNHK大河ドラマ「どうする家康」によって岡崎への関心が高まることや、「健康オタク」として知られる家康の食生活が、地域の人々の健康に貢献したいという同店の理念「地域皆家族」にも合うということから企画。岡崎ふるさと歴史教室主宰の市橋章男さん監修のもと、史実に基づいたメニューを考案した。

八丁味噌をはじめ、三河もち豚やナスといった特産品を使用。当時「豆味噌」と呼ばれていた八丁味噌ベースの鍋には三河もち豚が入っている。エビ、サバの八丁味噌煮、煮卵など具だくさんな「勝ち釜飯」には、矢作川を水源として養殖されている一色産のウナギが乗っている。家康が生涯食べていたとされる麦飯ととろろの組み合わせで食べる。岡崎産のナスや家康の好物だったというタイなどの天ぷら、「伊賀越え」の際に船上で食べたとされる貝の塩辛などの小鉢もある。デザートの豆乳ソフトクリームには、岡崎城の形をしたもなかが添えられている。

店主の西田耕一さん(55)は「家康公の食生活や当時の思いを体験して、岡崎にはおいしいものがたくさんあるということを、旅行者にも地元の人にも知ってほしい」と呼び掛ける。

家康関連メニューには、ほかにも団体向けの「勝ち釜飯と於大の方御膳」、勝ち釜飯付きの家康弁当、併設の豆腐工房で作られているおからを使った土産用冷凍ギョーザ「竹千代餃子」もある。

家康御膳は要予約で3000円。団体でも個人でも注文することができる。問い合わせは、同店(24―0173)へ。(酒井希実)

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