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東海愛知新聞

幸田だからできた映画

「超伝合体ゴッドヒコザ」試写会

幸田町を舞台とした子ども向け特撮映画「超伝合体ゴッドヒコザ」の関係者向け試写会が28日、町民会館つばきホールで開かれた。舞台あいさつには河崎実監督(63)や出演した俳優陣らが登壇。作品への思いや撮影時の裏話などを披露した。(犬塚誠)

同作品は、同町ゆかりの戦国武将・大久保彦左衛門をテーマとしたSFロボット「ゴッドヒコザ」が同町に出現した悪の宇宙人たちと戦う“合体ロボットラブコメディー”。同町商工会が行う夏の風物詩「幸田彦左まつり」が2年連続の中止となる中、商工会青年部が中心となって子どものために企画した。撮影は昨年11月に同町などで行われた。

試写会にはエキストラとして出演した町民らが参加。スクリーンにコミカルなシーンやエキストラならではの演技が映し出されると、会場からは笑いが起こった。

舞台あいさつでは河崎監督のほか、一心芳樹役で西尾市(旧幡豆町)出身の南翔太さん(40)、音無優里亜役でSKE48元メンバーの磯原杏華さん(25)、悪役のシャチホコーンを演じたイジリー岡田さん(57)、徳川彬博士役で「ウルトラマンA」への出演でも知られる佐野光洋さん(72)らが登壇した。

河崎監督は「幸田町だからできた映画。雨が降った後の本光寺(深溝)はしっとりした空気感でロケーションが最高だった」と振り返った。各出演者も「久しぶり幸田に来た。皆さんが『ゴッドヒコザ弁当』や筆柿などを差し入れて温かく迎え入れてくれ、幸田が大好きになった」(南さん)、「撮影期間にはたくさんの差し入れをもらい、出演シーンを見て『顔が丸くなっているな』と思った。作品を通して幸田が大好きになった」(磯原さん)、「35年の芸能生活の中で、初めて悪役を演じた。エキストラの皆さんの演技もよかった」(イジリー岡田さん)、「冨田医院(岡崎市本宿町)で生まれ、豊橋で青春時代を過ごした。今年は私の年になるのでは」(佐野さん)とそれぞれ思いを語った。

イジリー岡田さんが代名詞とも言える自身の特技“高速ベロ”を南さんに伝授する一幕もあり、イジリー岡田さんが高速で上下に舌を出し入れすると、会場から大きな歓声が上がった。

作品は8月19日の全国公開が決まっており、地元での上映も予定されている。

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