エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

町長は成瀬氏再選

幸田のダブル選 町議は岩本氏が接戦制す

任期満了(26日)に伴う幸田町長選挙と、定数不足を補うために公職選挙法に基づいて町長選と同日に行われた町議会議員再選挙(被選挙数1)が15日、投開票され、町長選では現職の成瀬敦氏(65)が、町議再選挙では新人の岩本知帆氏(39)がそれぞれ当選した。両選挙の投票率は、同町の町政選挙では過去最低となる42.68%だった。(犬塚誠)

成瀬氏は1期4年の実績をアピール。支持母体「新幸田の未来を築く会」の会員や町議のほか、地元企業、団体などの支援を受けて再選を果たした。選挙期間中は町内のJR3駅(相見・幸田・三ヶ根)前での街頭演説や町民会館での総決起大会、企業訪問などで着実に票を固めた。ともに新人で無所属の滝沢のぼる(64)、諸派の須澤秀人(68)両氏は街頭演説や個人演説会などで支持拡大を目指したが、及ばなかった。

成瀬氏は午後10時40分ごろ、選挙事務所近くの報告会場に到着。集まった支援者らと万歳三唱して喜んだ。成瀬氏は「さまざまな公約の実現に向けて4年間、実績を積み上げて頑張ってきた。次の4年間を任されたということで、責任を持って正々堂々と皆さんのために頑張っていきたい」と抱負を述べた。投票率が低かったことについては「半分以上いくかと思っていたが、『行っても行かなくても結果が分かっている』という人がいたのかもしれない。戒めのような数字だ」と厳しい表情を見せた。

無所属新人の4人が1つの枠を争った町議再選挙では、岩本氏が初当選。次点の柴田昌典氏(41)との票差は14票だった。岩本氏は現職町議の中では最年少となり、当選から一夜明けた16日、「やれることを粛々とやっていき、若い視点を伝えられたら」と意気込みを語った。岩本氏の任期は来年4月29日まで。

無効票は町長選が299票、町議再選挙が2063票だった。

ページ最初へ