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東海愛知新聞

“久々の”選択の機会

幸田 町長選と町議再選挙 10日に告示

任期満了(26日)に伴う幸田町長選挙と、定数不足を補う幸田町議会議員再選挙(被選挙数1)が10日に告示される。町長選には3人、町議再選挙には4人が出馬予定(7日時点)で、同町にとっては久々の“身近な選挙”の戦いが見込まれる。投開票は15日。(犬塚誠)

町長選には、2期目を狙う現職の成瀬敦氏(65)のほか、ともに新人で政治団体代表の須澤秀人(68)、歌手の滝沢のぼる(64)両氏が出馬表明しており、3つどもえとなる見通し。町長選に3人以上が立候補すれば1974(昭和49)年以来48年ぶりとなる。

2019年4月21日の町議選(定数16に対し全立候補者15人が無投票当選)で生じた1人の不足を補うため、公職選挙法に伴い町長選と同日実施の町議再選挙には、いずれも無所属の新人4人が出馬する見込み。

選挙戦となれば町長選は2010(平成22)年以来12年ぶり、町議選は11年以来11年ぶりとなる。

町民にとって最も身近な選挙となる今回の両選挙。役場周辺ではさまざまな声が聞かれた。芦谷の男性(68)は「(町長は)従来、町職員経験者が上がっているため、いい部分もあるが、違う意見の人が出馬して選択の機会が増えるのはいいこと」と笑顔で話し、深溝の男性(30)も「選挙権を持ってから初の“幸田の選挙”となるので、しっかり政策などを見たい。より子育てしやすいまちになってほしい」と期待を込める。

また、長年の無投票決着に関して厳しい声も。菱池の50代女性は「これまでの選挙は知らない間に(当選者が)決まっていた感じ。投票(所入場)券も届いたので投票に行こうと思う」と述べる。

町選挙管理委員会では、7日までに町内72カ所にポスター掲示板の設置を完了した。告示日から投開票日までは自動車での啓発活動を行うほか、防災無線でも広報する。選管担当者は「選挙で選んでいただくという機会が設けられ、本来のあるべき姿に戻ったと感じている」と緊張気味に話す。

3月1日現在の選挙人名簿登録者数は3万3341人(男1万6853人、女1万6488人)。

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