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東海愛知新聞

3年ぶりの“通常”へ

7、8日に神明宮大祭

岡崎の三大祭りの1つ「神明宮大祭」が7、8の両日、岡崎市元能見町の神明宮(加藤和子宮司)の一帯で開かれる。氏子9町は大型連休中も踊りやお囃子(はやし)の稽古に励み、本番に備えている。新型コロナウイルス禍により、一昨年は式典のみ、昨年は縮小開催だったが、今年は限りなく通常に近い形での実施が予定されている。(竹内雅紀)

7日は午前9時30分から8台の山車が境内の小屋から出されてお祓いを受ける。10時30分から本殿で前日祭があり、お祓いを受けた山車は移動し、夕方には提灯に明かりをともして神明宮付近に集合する。午後1時30分から神楽殿で乙女の舞奉納、7時20分ごろから境内で奉納花火などがある。

8日は午前8時から密を避けるために少人数での御神輿渡御(おみこしとぎょ)が神明宮を出発し、正午から本殿で例大祭神事。午後1時から各町内で山車の引き回しがあり、7時20分ごろからはクライマックスの山車の宮入り。山車の提灯が点灯し、約2時間で各町の山車がお囃子の音を響かせながら神明宮に向かう。

大祭のけん引役の「大年番」は能見中之切。4月11日にお囃子の稽古を始めた。飛沫防止のため笛の演奏はないが、小学生の男女7人が交代しながら太鼓の練習に励んでいる。独特の「ハーオ」「イーヤ」「ヨーイ」などの掛け声が稽古会場に響く。

能見中之切では、踊りは昨年実施したが、お囃子は2019年以来3年ぶり。同市愛宕小6年の堀内丈瑠君(11)は「太鼓は久しぶりだけれど楽しい。3年前を思い出す。本番は盛り上げたい」、同5年の神谷湊音君(10)は「太鼓の感覚がだんだんつかめてきた。当日はしっかりたたきたい」と意気込む。

氏子総代の伊藤仁志さん(60)は「少しでも元気を取り戻そうと準備を進めている。ブランクを感じているが、事故なく実施し、来年以降につなげたい」と意欲的に語る。

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