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東海愛知新聞

筆柿が宇宙人に!?

幸田で町おこし映画「突撃!隣のUFO」製作発表会
主演はヨネスケさん

幸田町商工会館でこのほど、町おこし映画「突撃! 隣のUFO」の製作発表会が開かれた。主演の落語家・ヨネスケさん(74)や若手俳優の濱田龍臣さん(21)、特撮映画に定評のある河崎実監督(63)らが出席し、意気込みを語った。(犬塚誠)

同作品は、UFO(未確認飛行物体)事件が多発する現代が舞台。ヨネスケさん演じる機密機関「URL」(UFO RESEACH LABORATORYの略)のすご腕捜査官・滝史郎がどのようなUFOにも突撃していく活躍ぶりを痛快に描いている。劇中には、ロケ地となっている同町の筆柿や蒲郡市のタカアシガニといった特産品が宇宙人となって登場。地元の商・工・農業を活性化させる狙いもある。

テレビ番組内のコーナーで30年以上にわたって各家庭の食卓を“突撃”してきたヨネスケさん。「『突撃! 隣の』というタイトルで断るわけにはいかない」と話し、「(突撃の)極意を見せてやろう」と意気込んだ。また、町民に対して「来てほしかったらいつでも突撃する」というおちゃめな一面ものぞかせた。

濱田さんは「ウルトラマンジード」での主演など特撮物への出演経験もあるが、同作品については「台本読みから笑いが絶えなかった」と述懐。「ジードは突撃される側だったが、(今回は)突撃する方に付いていく役だ」と笑顔を見せた。

昨年の「超伝合体ゴッドヒコザ」に続く同町でのロケを決めた河崎監督は「今回は完全に僕のやりたいこと」と、はにかみながら作品を紹介した。その上で「UFOという巨大なサブカルチャーのジャンルを超えたところを提示しようと考えている。新型コロナと戦争という世の中が真っ暗なときに、どのような映画を作ったらいいかを考えていた。ばかばかしい映画こそ、憂さを忘れさせてくれると思う」と期待を込めた。

撮影は4月下旬から始まっており、5月初旬まで町さくら会館や商工会館、蒲郡市内で行われる。来年2月ごろ全国ロードショー予定。

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