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東海愛知新聞

特殊詐欺が増加

岡崎署管内 昨年1年間の犯罪発生状況

岡崎署はこのほど、管内(岡崎市、幸田町)での昨年1年間の犯罪発生状況を公表した。全体を示す刑法犯認知件数は、1734件で前年と比べて45件減少。一方で、特殊詐欺件数などは増加し、同署は「人ごとと思わずに気を付けてほしい」と注意を促している。 ()

■窃盗は減少 粗暴大幅増

罪種別では、窃盗犯が998件(前年比128件減)と全体の57.6%を占めた。内訳を見ると、空き巣などの侵入盗が全体の12.8%を占める128件(20件減)、乗り物盗などを含む非侵入盗が87.2%を占める870件(同一08件減)だった。侵入盗のうち、事務所荒らしは16件(4件増)、非侵入盗のうち、自動車盗(7件増)など一部では増加もみられる。

粗暴犯も223件と前年の73件に比べて大幅に増加。この点についてはさまざまな要因が考えられるが、新型コロナウイルス感染症の第5波の収まり(昨年10月〜)などで、飲酒にまつわるトラブルが増えたことも一因と考えられる。

■学区別件数は羽根・岡崎・六名

学区別の刑法犯認知件数を見ると

  1. 羽根(131件)
  2. 岡崎(91件)
  3. 六名(88件)

―の順に多発。いずれもJR岡崎駅や愛知環状鉄道六名駅などに近い学区で、自転車盗の件数が多い(羽根、岡崎の両学区は自転車盗件数でも最多と3番目)ことが要因となっている。また、窃盗犯は

  1. 羽根(95件)
  2. 岡崎(68件)
  3. 広幡(54件)

侵入盗では

  1. 岩津(10件)
  2. 井田(9件)
  3. 矢作南(7件)

―の順になっている。

特殊詐欺件数(暫定値)は35件(12件増)。被害金額は5883万7000円(113万3000円増)に上り、同署生活安全課は「対策をするたびに犯人グループも警戒し、ほとんどの手口(百貨店員・親族がたり、キャッシュカードだまし取り、還付金詐欺など)で被害が出てしまった」と分析する。

■予防や対策しっかりと

同課担当者は「予防に勝る防犯はなく、対策の有無には雲泥の差がある」と強調。その上で、「侵入、自動車盗には照明などの点灯や防犯カメラの設置、特殊詐欺には補助金制度を活用するなどして対策電話機の導入をお願いしたい。また、高齢者だけの家庭があれば、親族や近所の住民で生活ぶりに注意してあげてほしい」と呼び掛けている。

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