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東海愛知新聞

死者数は最少タイ8人

岡崎署 昨年の交通事故発生状況

岡崎署はこのほど、管内(岡崎市、幸田町)での昨年1年間の交通事故発生件数(暫定値)などを公表した。死者数は2019年と並ぶ過去最少の8人となり、人身事故件数も大幅な減少が見られた。一方、飲酒運転の検挙数は157件と県内の署別では最多を記録しており、同署交通課は「まずは飲酒運転の抑止に取り組みたい」と気を引き締める。()

管内では昨年、岡崎市内の8件の交通死亡事故で8人(前年比3人減)が死亡。年齢層は90代、80代、40代がそれぞれ1人、70代が3人、50代が2人となっている。詳しい事例を見てみると、横断中の歩行者と直進車や右折車との衝突事故が3件、普通自動2輪車が転倒する単独事故が2件など。歩行者やバイク運転者が犠牲となった事故が目立った。

人身事故件数は1059件(同209件減)で、負傷者数は1233人(同225人減)。学区別の死傷者数は

  1. 羽根(65人)
  2. 広幡(63人)
  3. 六名(61人)

―の順に多くなっている。また、月別で見ると

  1. 12月(128件)
  2. 4月(111件)
  3. 11月(109件)

―の順に発生件数が多く、年度初めや年末などの人流の増加が事故の発生に影響を与えていることがうかがえる。

死者数は19年以来2年ぶりの過去最少(タイ)、人身事故件数の減少幅は県内署別で最上位をそれぞれ記録した。

同署では昨年から「岡交フォーメーション」と銘打った主要道の交差点での立哨活動や、飲酒運転の抑止活動などを展開してきた。12月1〜31日に実施した飲酒検問では、24件(任意19件、逮捕5件)を検挙。年間でも県警第1交通機動隊の78件を大きく引き離した。

しかしながら、この結果について同課は「まだまだ飲酒運転が多いということ。実態を分かっていただかなければならない」と冷静に分析する。今後は、従来取り組んできた立哨などの“見せる”活動に加え、市などと連携して事故実態の解明に不可欠な防犯カメラの設置にも取り組むとしている。

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