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東海愛知新聞

アーチェリー普及へ

愛産大 若手選手育成に向けクラブ設立

愛知産業大学(岡崎市岡町)が4月に小中学生を対象にアーチェリー選手を育成する「ASUアスリートアカデミーアーチェリークラブ」を設立する。ロンドン、リオデジャネイロと2度の五輪で日本選手団チームリーダーを務めた同大アーチェリー部顧問の新海輝夫教授(65)が中心になって準備を進めており、「地域貢献の一環としてアーチェリーを普及させたい」と意気込んでいる。()

同クラブでは、原則として岡崎の小学3年から中学1年(2年目からは小学3、4年を募集)を対象にする「初心者コース」、部活動などで競技経験がある中高生向けの「経験者コース」、五輪などでの活躍を目指す選手を育成する「アスリートコース」(参加試験あり)に分かれて練習に取り組む。指導は新海教授らが担当。外部講師としてアーチェリーのメダリストや全国規模の大会で活躍する選手らの招へいも考えているという。

昨年の東京五輪で男子アーチェリー団体で日本代表が銅メダルを獲得して注目される中、次世代の選手を早期から育成するという狙いがある。新海教授によると、アーチェリーの競技人口は約1万3000人、高校生と大学生でそれぞれ約4000人いるが、小中学生はかなり少ないという。

2013(平成25)年から昨年まで務めていた全日本アーチェリー連盟強化部長時代には競技歴の短い選手が五輪などの大舞台に出場することもあった。新海教授は「競技歴が短いと、調子による得点の振り幅が大きい。競技歴が長くなれば点数が安定してくる。五輪に出場するなら10年以上の経験があるといい」と、選手の早期育成の重要性を唱える。

同大はクラブ設立を前に、1月23日、2月13日、3月13日に、同大11号館の室内アーチェリー場で無料体験会を開く。各日とも午前10時〜11時30分と午後1時30分〜3時の2回。

対象は今年度時点で小学2〜6年生の児童。各回とも先着20人。申し込みは1月14日から同大ホームページで。問い合わせは、メール(aaarc@asu.ac.jp)で。

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