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東海愛知新聞

煮ても焼いても○

法性寺ねぎの収穫始まる

岡崎市で唯一「あいちの伝統野菜」に指定されている「法性寺ねぎ」の収穫が、同市法性寺町などで始まった。来年3月末まで行われ、約60トンが出荷される。()

法性寺ねぎは、寒さによって甘みと香り、柔らかさが強くなるのが特徴。中心には「蜜」と呼ばれる部分があり、すき焼きなどにして食べるととろける食感と甘みを味わうことができる。JAあいち三河管内(同市、幸田町)では、「法性寺ねぎ研究会」に所属する18戸が約1.7ヘクタールで栽培している。

曽祖父の代からネギ栽培に従事する同市法性寺町の八田政弘さん(81)の畑では、9月ごろに株分けしたネギを家族らが収穫。青々としたネギが育つ畝をシャベルで掘り起こした後、1本ずつ土から引き抜いていった。収穫したネギは、5、6本(約200グラム)ごとにまとめてから専用の機械で結束し、市場へと出荷される。

八田さんによると、今年は7月に雨が多く、8月は晴天が続いたため発育が遅れたが、9、10月は天候に恵まれて順調に育っているという。「柔らかく、風味も良いことから、煮ても焼いても大変おいしいネギ。どの食材にも合うので、ぜひ食べてほしい」と太鼓判を押す。

法性寺ねぎは、「ふれあいドーム岡崎」(同市下青野町)「おかざき農遊館」(同市東阿知和町)「幸田憩の農園」(幸田町大草)の産直施設のほか、道の駅「藤川宿」(同市藤川町)などで購入できる。

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