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東海愛知新聞

効果的な組み合わせ

あいち印刷 新聞折り込み×ネット広告を提案

岡崎市大平町のあいち印刷(尾崎篤司社長)がこのほど、顧客の集客力向上のために、新聞折り込みとインターネットを組み合わせた広告の提案を始めた。同社の主力でもある新聞折り込みチラシ製作に加え、近年需要が増加しているインターネット広告にも対応し、両方の強みを生かしながら相乗効果を狙う。()

1951(昭和26)年創業の同社は、折り込みチラシの製作・印刷を主力としている。大型の輪転機を2台所有し、昼夜フル稼働。短時間で大量にカラー印刷(4色)できるのが特徴だ。ほかには、チラシほど大量に必要ではないが、品質にこだわるカタログやパンフレットに適した枚葉機も2台所有。この5、6年は、輪転機や枚葉機のように印刷用の型を作る必要がなく、100や200といった小ロットも可能な「オンデマンド印刷」の需要が高まっているという。チケットの番号付けや宛名書きなど1つずつ印字が異なる「可変印刷」が高速でできるのが最大のメリット。

「新聞購読者の減少に伴い、折り込みチラシの数も減少。なるべく多くの方に情報を届けるには、ネット広告との併用が必須だと考えた」と語るのは営業部次長の尾崎正幸さん(47)。折り込みチラシは不特定多数が閲覧することができ、ネット広告は対象を絞りやすいという特徴がある。また、新聞は高齢者、ネットは若年層に効果的との見方もある。

同社が製作・印刷する折り込みチラシの半数以上は、顧客とデザインの打ち合わせの段階から行い、データの作成まで担っている。そのデータをネット広告にも活用すれば、折り込みとネットの広告の発注を1社にまとめることができ、顧客にとっては手間やコストが省けるという。尾崎さんは「新たな挑戦でお客様の役に立ちたい」と意気込みを見せる。

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