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東海愛知新聞

贈れる 飾れる「封筒ランタン」

岡崎の岡田印刷が自社商品開発

既存の技術を生かし新しい形を提供―。岡崎市板屋町の岡田印刷がこのほど、初めての自社商品「封筒ランタン」を開発した。デジタル化によるペーパーレスが進む中、印刷会社の生命線である紙と印刷技術を使った「温かみのある贈り物」で生き残りを図る。()

角3号を組み立て 内側からLEDで

封筒ランタンの構造はシンプルだ。表面に宛名を記入でき、普通郵便で郵送可能な角3号の封筒を円柱状に組み立て、内側にLEDライトを設置すると、封筒内部に印刷された写真やメッセージが照らされて表面に浮かび上がる。封筒として送り、受け取った人が飾るといった2段活用できる商品だ。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で長期連休などでの帰省を断念し、親戚や孫に会えない人向けに「温かみのある贈り物」はお薦めという。封筒ランタン事業は愛知県の経営革新計画に承認され、補助金を活用して開発に取り組んだ。特許庁の「実用新案」にも登録されている。

封筒にはランタンのふたになる付属品とLEDライト、説明書が同封されている。手紙などを入れても150グラム以内となるため、定形外郵便210円で郵送できる。

封筒内部に印刷する写真やメッセージは自由。紙質も選択できる。披露宴の席札として活用する演出方法もあり、汎用(はんよう)性は高いとしている。

岡田翔さん(30)は「紙の力でできることはないかと考えて生み出した商品。5月の大型連休や盆休みで帰省が難しい方々は、この形でメッセージを送ってみては」と提案する。

注文は専用ホームページから。1個からでも注文可能で、価格は1000円から。

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