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東海愛知新聞

服装で冷暖房調整

岡崎市 クール・ウォームビズ通年化

岡崎市は、節電や環境負荷の軽減などを目的に毎年行っているクールビズとウォームビズの取り組みを、今年度から具体的な実施期間を設けずに通年で行う。市職員は今後、季節や時期を問わず、衣服の調整による冷暖房の使用抑制、冷房時は室温28°C、暖房時は20°Cを目安にした空調の利用などに取り組む。()

地球温暖化対策として2005(平成17)年に環境省が提唱したことで始まったクールビズとウォームビズは、1年間のうちクールビズが5月1日〜9月30日、ウォームビズが11月1日〜翌年3月31日の期間に実施を呼び掛ける形で行われてきた。だが、近年の異常気象や業務効率化などの観点から小泉進次郎環境相が20年3月末に、21年度からのクールビズ、ウォームビズの一斉呼び掛けを行わないことを表明。こうした社会情勢や事務事業に伴う環境負荷の軽減、気候変動への適応などを考慮し、岡崎市は通年実施を決めた。

同市環境政策課や人事課によると、市では環境省の提唱より1カ月長い、5月1日〜10月31日にクールビズを実施してきた。ウォームビズは特に周知はしていないが、庁内で各自取り組んでいた。

服装に関しては、03年に、事務服(制服)の着用を免除、05年に事務服を廃止してから具体的な基準は設けていない。このため、既に通年でノーシャツ、ノーネクタイ、ポロシャツなどの着用といったクールビズで推奨されている服装で業務に当たる職員もいる。ノーネクタイやノージャケットなどを積極的に取り入れることによる、ストレスの軽減や業務の効率化といった労働環境への効果にも期待を寄せている。

市では12日付で職員にクールビズとウォームビズの通年実施と服装の自主的判断に関する通知を行った。市民への周知については、掲示物の作成などは行わず、市ホームページで知らせるという。

また、隣接する豊田市でも今年度はクールビズ、ウォームビズの期間を設定しないことが決まっている。

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