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東海愛知新聞

実のある研修を

4月1日リニューアル 岡崎市総合学習センター

大規模な改装工事のため昨年7月から全面休館している岡崎市総合学習センターが4月1日、リニューアルオープンする。老朽化していた大ホールは解体して多目的ホールに建て替え、ICT(情報通信技術)整備の充実を図るなど、大きく姿を変えている。()

ホール棟、研修棟、体育棟と3棟あった同センターは、建設資材置き場などとして活用された体育棟を除き、建て替えや改修、設備の入れ替えなどが行われた。改修工事は2019年9月から段階的に施設を休館しながら進められた。整備費は約7億円。

多目的ホールは床面積408平方メートル、天井高6メートルに、間口10メートル、高さ4メートル、奥行き6メートルのステージを設置。固定した座席はなく、ステージ向かいの壁面に移動式観覧席(216席)が格納。それに椅子などを並べて最大で410人まで収容できる。さらに、可動式の間仕切りでホール内を3室に分け、定員100人の会議室にする事もできる。床面や壁面は木製で落ち着いた雰囲気の内装になっている。ステージの緞帳(どんちょう)は、太田油脂(福岡町、太田健介社長)が寄贈した。

教員の研修などに使う研修棟は、小ホールの天井を交換したり、研修室に水道設備、水や熱、薬剤に強い天板のテーブルなどを置いたりしている。タブレット端末などを使った情報系授業に関する研修のために「ICT室」を新設。全館に無線LAN環境も整備し、館内でインターネットを使えるようにした。

多目的ホールで25日、完成式が開かれた。中根康浩市長は「今回の改修で子どもたちと向き合う先生方の実力向上につながることを期待する」とあいさつ。安藤直哉教育長は「実のある研修で教師が力を付け、岡崎の子どもたちを花咲かせることを約束する」と謝辞を述べた。式典後には、竜南中学校2年野間口侑希さんのピアノ演奏や福岡中オーケストラ部の弦楽アンサンブルが披露された。

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