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東海愛知新聞

無観客でも力を発揮

岡崎の若手職人 技能五輪全国大会で金、銅賞

23歳以下の技術者が各業種で技術を競う全国大会「第58回技能五輪全国大会」(11月、愛知県内)の石工の部で、岡崎市羽根町の岡崎技術工学院に通う3人が上位入賞を果たした。

入賞したのは、金賞の伊藤良将さん(22)=近藤石材店、共に銅賞の宮内侑希さん(22)=磯貝彫刻=と山田海統さん(21)=同。

石工の部には8人が出場。持参した道具と会場に用意された工具を使い、支給された御影石を10時間以内に指定された形状に加工。寸法の精度や出来栄え、作業態度などが審査された。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客で行われた。

伊藤さんは「無観客だったため、作業しやすかった。2年前に出場した経験が役立った」、宮内さんは「初出場でとても緊張したが、実力以上の力を発揮できたと思う」、山田さんは「ほかの先輩方や同期の職人と集まって練習したのは良い経験になった」とそれぞれ振り返った。

伊藤さんは愛媛県、宮内さんは島根県、山田さんは香川県出身。伊藤さんと宮内さんは来年3月にそれぞれの地元に戻る。伊藤さんは「岡崎での修業最後の年に金賞を取ることができて良かった」、宮内さんは「最後の1年の成果が『技能五輪銅賞』という形で出た」と話した。2022年3月まで岡崎で技術を学ぶ山田さんは「次の技能五輪では金賞を取りたい」と意欲を燃やしている。()

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