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東海愛知新聞

迎春準備万全じゃ

岡崎公園 すす払いと門松設置

岡崎公園で14日、岡崎城の1年間のほこりや汚れを落とす恒例の「すす払い」が行われた。また、すす払いとともに公園東の大手門前には大門松が飾り付けられ、迎春準備が整えられた。()

岡崎城ではグレート家康公「葵」武将隊の徳川家康、酒井忠次、稲姫の3人と公園を管理する岡崎パブリックサービスの職員7人がすす払いに参加。家康の号令に合わせて作業が始まり、先端にササを取り付けた長さ3〜5メートルの竹の棒を使って、軒下や扉の隙間などのほこりを取り払っていった。ほこりを吸い込んでむせながらも陣頭指揮を執っていた家康は、きれいになった場所を見て「良きかな!」と出来栄えに満足していた。

大手門ではパブリックサービスの職員8人が、高さ約3メートル、直径約0.7メートルの大門松となる3本の竹や基礎などを門の両脇に設置後、マツ、ウメ、ハボタンやクマザサ、センリョウなどの縁起物を次々と飾り付けていった。途中、すす払いを終えた武将隊の3人も飾り付けを手伝った。

すす払いなどを終えた家康は「岡崎城のすすと共に心の(あか)も落ちるようじゃ。こうした情勢下(コロナ下)なので、来たいときに岡崎公園へ来てもらえたらうれしい。皆様がいつでも来られるよう、万全の体制でお待ちしておる。いつでもお越しくだされ」と話した。

岡崎城のすす払いは、1959(昭和34)年の天守閣再建後から毎年、江戸城ですす払いが行われていたとされる12月13日前後に実施。今年は13日が観光客らの来訪が見込まれる日曜だったため、14日に行った。

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