東海愛知新聞バックナンバー

 11月20日【木】
りぶら

ぬくもり 野鳥へ愛

巨大行灯が照らす
きり絵作家・坂部信子さん

岡崎市図書館交流プラザ屋外のストリート広場と正面玄関で、市内在住のきりえ作家、坂部信子さんの巨大きりえ行灯(あんどん)が、冬の訪れを告げる寒空の下をぬくもりのある光で照らしている。

「岡崎十景」と題して、伊賀八幡宮、花火大会、岡崎城、国道1号などの市内の風景が高さ1.8メートル、幅90センチの行灯10点に表現されている。正面玄関では、坂部さんが代表を務める東海きりえ美術会の生徒らが制作したB4サイズの行灯71点が並ぶ。

点灯時間は午後5時ごろから10時ごろまで。来年1月12日まで展示する。

国内外の巣箱60点
サポータークラブ展示会

岡崎市図書館交流プラザでは、303会議室で、市民団体「りぶらサポータークラブ」がきょう20日から24日まで、国内外の野鳥の巣箱を集めた「バードハウス・バードフィーダー」展を開く。

東海大学芸術工学部が所有する日本、アメリカ、ヨーロッパで作られた巣箱約60点をはじめ、バードフィーダー(給餌(きゅうじ)台)、バードコール、海外で発行されたバードハウス関連の書籍約20点を展示する。

巣箱の作り方は各国さまざま。木の板を想像しがちな日本の巣箱に比べ、車のナンバープレートやワラを屋根に利用するなど、デザイン、材料、構造が多彩な巣箱が目立つ。

りぶらサポータークラブの副代表を務める杉浦仁美さんは「バードハウスが岡崎の1つの文化として根付いてほしい。1羽で害虫を年間10万匹以上食べる野鳥もおり、野鳥に対する誤解を解くきっかけにもなれば」と来場を呼びかけている。


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